第211章 宮本景太、私のこと好き?

電話がつながるや否や、大野晴也は矢継ぎ早に切り出した。

「加藤局長! 今日、うちの輸出品が止められたんですけど……前に話、ついてましたよね……?」

『ああ……大野社長。こっちから連絡しようと思ってたところなんだよ。これ、俺が意地悪してるわけじゃない。国際部門の連中が入ってきてな、あんたの会社が“ある事件”に関係してるって言い張ってる。だから、あんたの会社から出た荷は全部いったん留めて、詳しく調べることになってる。問題なしって出ない限り、通せないんだ』

大野晴也は一瞬、言葉を失った。すぐに我に返り、声を強める。

「加藤局長、それはありえません! うちがそんな事件に関係するはずが……!」...

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